「一品入魂」精密さが求められる製品づくり
高品質・安定供給・生産性向上を常に追求
つくば第三工場
創業70年、その時代ごとの新しいニーズを常に見つめ、「一品入魂」の精神のもと、最先端技術の積極的導入と技術者たちの情熱によって、お客様の期待に応えるものづくりを続けていく。
システム導入の背景を教えて下さい。
2004年の小型冷温調機導入がお付き合いの始まりです。翌年に現在のつくば工場を新設する際、旧チラーから切り替えてウォーターレスクーラー(WL-60)を導入。当時は水質や温度異常などの問題を抱えており、納期死守・24時間稼働の生産体制継続に耐えられないと判断したのをきっかけに、カンネツに声をかけました。以後つくばの新棟増築、茨城工場新設とすべてWLを導入、故障も少なく、現在では全工場に導入しておりカンネツオンリーです。
「(人で例えると)水は血液」。成形工場で水のトラブルが発生すると稼働が止まってしまうので、水の問題は非常に重要だと認識しています。だからこそアフターサービスを重要視していて、カンネツは他社に比べ迅速に対応してくれるので安心して水のことを任せられるんですよね。総合的な技術力に支えてもらい非常に助かっています。
導入の決め手はサービスの違いです。システムの質や技術力だけではなく、サービスも含めた総合力が大事です。サービス対応についての現場の声は更新・新規導入時の検討材料にしています。特に弊社は医療と半導体関連部品をメインに生産しており、感染症関連製品は待ったなしの状況。トラブル発生時の対応の速さ、設備に予備ポンプがあるのも安心できる。
注目理由、他製品との比較状況などお聞かせ下さい。
入替のたびに性能が向上している中でも特によかったのが「砂ろか装置」。金型内部の錆やスケールで汚れていた循環水が、導入後は茶色から透明になりびっくり。タンクの清掃・水の交換も不要になり、コアピンの詰まりによるメンテナンス時間短縮・頻度減少にかなり有効です。必須の装置としてつくば工場をはじめ第二、第三工場にも導入しています。 新しい配管システムはオーバーホールでメンテナンスがしやすくなり、樹脂製で錆が発生しにくい。長期的にはコストダウンにもなり、つくば工場で導入して良さを実感していたのでこちらでは最初から導入しています。
コンパクトな配管まわり
機能的かつコンパクトな配管は工場内の美観維持にも優れる通年で安定した冷却水を供給する配管システム
配管の錆やスケールの発生要因をほぼ排除水質の維持に有効な砂ろ過装置
金型メンテナンスの時間短縮・頻度減少に貢献今後の取り組みや課題について教えて下さい。
製品更新のたびにどんどん楽になってきているなと感じています。今後は未導入な部分に入れていくこと、既設の設備を徐々に更新することがテーマ。
弊社のものづくりは最新技術と職人技の両輪を大切にしていることから、その時々に最適な工場設備を整えながら、弊社のものづくりもアップデートしていきたいですね。
~ 冷却水の徹底管理をご提案 ~
徹底した冷却水の管理により、24時間体制の工場の安定稼働に貢献。 トラブル発生時にも迅速に対応できるアフターサービス体制もご満足していただいています。
1. 通年安定成形
年間を通して一定した水温・水質・水量管理が出来ると共に、TOPPS配管の導入により配管の錆びやスケールの発生要因をほぼ排除。製品の安定成形に貢献。2. メンテナンス軽減
既設のチラーでは水質や温度異常などの問題が発生しメンテナンスに多くの時間を割いていたことから、変化する水を使用しないウォーターレスシステムをご提案。3. 時間(コスト)を省く
工場全体への配管設計から施工までトータルでご提案でき、費用・時間の無駄を削減。
株式会社荒川樹脂 つくば第三工場 様
茨城県つくばみらい市台1874
注射器や医療用容器、医療・臨床・各種検査器材をメインに製造。近年では新型感染症向け検査キットの製造も手がける。クリーンルームによる環境管理、微生物管理など徹底した品質管理のもと高品質で安全な製品を生産している。
商号 | 株式会社荒川樹脂 |
創立年月日 | 昭和26年5月 |
代表者 | 小菅惠美子 |
資本金 | 5,000万円 |
本社所在地 | 東京都荒川区荒川5丁目39番2号 |
従業員数 | 200人(2022年12月) |
事業内容 | 医療機器・体外診断検査器材・臨床検査器材・食品検査器材・半導体関連容器等プラスチック製品の企画・開発・製造 |