株式会社 共和鋳造所 様

共和鋳造所様は、ダイカスト鋳造、低圧鋳造、グラビティ鋳造の3種類の鋳造工法を有し、金型の設計・製造から鋳造・仕上げまでを一貫して提供しています。80年近い経験と研究に基づくノウハウで、多様なお客様のニーズに応えています。

ダイカストの挑戦： 技術と効率の追求

複雑な製品に対応する技術力

ダイカスト分野において、小型機から中型機までの生産体制を整え、お客様の多様なニーズに対応しています。他社では実現が難しい複雑な形状の製品にも対応できる技術力を持ち、今回、新たに導入された800トンと既設500トンのダイカストマシンでは、自動車部品を主に生産しており、高度な精度と効率性を実現しています。これらのマシンにはカンネツの冷却システムが導入されており、より安定した生産を支えています。

長年の課題への対応

以前の冷却方法では、水質・水温・水圧管理が不十分であったため、効率的な冷却が困難でした。さらに、メンテナンスには設備の停止が伴い、生産効率が低下していました。

製品の品質向上を目指す中で、金型に塗布する離型剤の少量化が課題となっていました。従来の方法では、大量の離型剤塗布が必要であり、これが品質の一貫性を損なう要因となっていました。

カンネツの冷却システム導入により、冷却水の水質・水温・水圧管理が強化され、離型剤の少量塗布が可能になりました。これにより、金型内部の冷却が効果的に行われ、水温を一定に保つことで品質管理が大幅に改善されました。また、設備の停止を伴わないメンテナンスが可能となり、生産効率も向上しました。

提案ハイライト

共和鋳造所様でカンネツの冷却システムを導入し、実感していただいている点は、冷却水の水質・水温・水圧管理が強化されたこと。その結果、離型剤の少量塗布が可能となり、品質管理が向上しました。また、設備の停止を伴わないメンテナンスが可能になり、生産効率も向上しています。